日本名門酒会がお届けする純米酒頒布会
今月も厳選した純米酒をお届け致します。

3月の厳選純米酒はこの二銘柄になります。

『純米酒』 若 竹(静岡県・島田市)

東海道の旧宿場町に180余年続く蔵元の
流れの良い味わいの特別純米新酒

【お酒について】

地元産の酒米《五百万石》だけを使い、静岡酵母で醸します。かつて全国新酒鑑評会を席巻した静岡の酒らしい、気品漂う香りと、流れの良い味わいの新酒です。

【蔵元について】

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と唄われた大井川は、南アルプスを発して駿河湾に注ぎます。江戸時代、橋がなく、大雨が降れば川留めが続きました。幹線道路・東海道が遮断されると、足止めされた旅人で河畔の宿場は大変に繁盛しました。その東側の宿場町が「若竹」の故郷・島田宿です。往時の賑わいは、日本髪の「島田髷」や和服の帯で有名な「島田帯」などにも偲ぶことができます。蔵元では昨年から特定名称酒をすべて瓶貯蔵にし、さらなる酒質の向上に努めています。

  • 原料米/静岡県産《五百万石》
  • 仕込み水/大井川の湧水群
  • 精米歩合/60% アルコール分/16度
  • 日本酒度/+1〜+3 酸度/1.2〜1.4
  • 酵母/静岡酵母NEW-5
  • 杜氏/日比野 哲(南部杜氏)
  • 醸造元/(株)大村屋酒造場

『純米酒』 賀茂泉(広島県・東広島市)

純米酒造りの草分け的存在の蔵元が
昭和40年当時の製法で醸した純米新酒

【お酒について】

今年で純米造り50年を迎える蔵元が、この頒布会のために、「無添加本仕込 賀茂泉」として初めて純米酒を発売した昭和40年当時の製法で、若手杜氏が醸す純米新酒です。

蔵元について】

赤レンガの煙突と白壁の酒蔵が連なる広島県東広島市西条地区。明治時代、山陽道の宿場で賑わっていた西条は、鉄道の開通による旅人の減少に危機を感じた蔵元たちが、品質向上に務めた結果、中国地方以西で最大の酒どころとなりました。酒蔵通りの東端にある「賀茂泉」の蔵元は、全国に先駆けて昭和40年(1965)から純米酒の製造を始めた、戦後の純米酒造りの草分けです。近年、その酒質がさらに進化して注目されています。

  • 原料米/広島県産《中生新千本》
  • 仕込み水/賀茂山系龍王山の伏流水
  • 精米歩合/70% アルコール分/15度
  • 日本酒度/+2.0 酸度/1.8
  • 酵母/きょうかい7号系
  • 杜氏/新谷 寿之(広島杜氏)
  • 醸造元/賀茂泉酒造(株)

【情報】日本名門酒会ホームページより

皆様も、杜氏が心をこめて仕込んだきめ細かな味わいをぜひご堪能下さいませ。